みなさん、こんにちは!
私は週4非常勤で働く3児のママみちるです。
私は3人目出産後の育休中に保育士の資格を取得しました。
*今の仕事に満足していないorやりがいを感じない
*子どもが好きってだけで保育士目指すのは有り?
*なるべく時間もお金もかけずに人生の糧となる資格にチャレンジしたい
→チャレンジするならば知識としても就職としても役立つ&需要のあるものが良い!
そう思っている人は少なからず居るのではないでしょうか。
ただ、「じゃあ何から始めれば良いの?」「経験は必要?」「大学で専攻しないとダメなんじゃないの?」「結局どんな勉強法が効率良いの?」「仕事や育児と並行しながら勉強できるの?」などの様々な不安もあると思います。
私は元々、ゴリゴリの土木学科の専攻で、技術系職員として就職し、結婚を機に事務職へ転職して3児の母となりました。つまり、保育士に関わるような学科専攻や仕事は一切しておらず、我が子たちへの育児経験しか無い状況でした。
この記事では、私のように初心者で、時間がなくてもお金をかけずに短期集中型で国家資格である保育士資格を「一発合格」した方法を記します。
私のこの体験を通して、保育士を「独学」で勉強しようと頑張っている人に伝えたい!そして、自分もチャレンジしてみたい!と思っている人のヒントや、後押しになると嬉しいです♪
へ~こんな方法もあるんだな、という気持ちで最後までぜひご覧ください(^▽^)/
あ~そろそろ復帰か…我が子とゆっくり過ごし時間もあとわずか。
いざという時の転職に有利で、かつ自己研鑽として何か資格を取りたいな。
あああああああ~…ただでさえ忙しい毎日なのに、これに仕事が加わるなんてええええええ!大丈夫なのだろうか。
このまま、また慌ただしい仕事に追われて過ごすのか…
いざというとき、転職を視野に入れつつ自分の「好き」を仕事にしたい!と思ったのです。
でも、測量士以外に目立った資格はなく、しいて言えば普通免許(AT限定)くらいでした。
資格を取得するなら…
- 育休中の今しかない!
- 絶対一発合格する!
- 国家資格で、人生のプラスとなるものを!
と考え、たどり着いたのが「保育士」でした。
元々、子どもが大好き!なことと、保育園の先生には尊敬の思いで我が子たちを預けていたので憧れもありました。(先生には感謝の日々です)
ただ、専門大学卒業というのが必須と思い込んでいた私にとっては「えっ、大学に行かなくても保育士って取得できるの!?」と驚きでした。(無知と思い込みって怖い!)
そうなんです。
保育士資格は一定の条件さえクリアすれば大学に行かなくてもGETできるんです!
正直なところ、資格があれば、職場復帰して「やっぱ無理い~」とダウン(=退職)してしまっても人手不足の保育業界であれば、あわよくば働き口があるのでは!?子どもも好きだし、いずれかは児童福祉に関わるお仕事もできたら最高!という淡い期待もありつつ受けました。そして万が一試験に通らなくても、子育てにおける勉強ができるのでは!?と思い、勉強する価値は十分にあると感じました。
「よし、保育士とろう!」思い立ったのが、2022年4月末のことです。
その時点からの情報収集~独学開始!~合格への道のりを以下につづります。
「保育士」と聞くと、保育園やこども園で働くイメージが強いと思いますが、意外と幅は広く、細やかな気配りや思いやりが求められる職種で、かつ命にもかかわる重要なお仕事です。その資格や積み上げた経験は保育所のみならず一般企業や福祉施設、ベビーシッターなど多くの職場で活かすことができます。一例ですが、ご参考までに…↓
保育士(保育園)・幼稚園教諭・児童福祉士・学童保育スタッフ・子ども向け教室の講師・ベビーシッター・ファミリーサポートセンター職員・放課後デイサービス職員・保健師(子ども関連)・教育コンサルタント・幼児教育アドバイザー・保育所運営管理者・子育て支援センター職員・地域包括支援センター職員・子ども向けイベント企画者・子ども向け商品の開発・マーケティング・児童館職員・学校カウンセラー・保育施設の研修講師などなど
人手不足な保育業界ですので、さらに重宝されるはずです!!
まず始めは情報を集めることから始めます。
- 保育士試験の内容や日程
- 受験方法・受験資格
最初は保育士試験の公式サイト「保育士試験を受ける方へ|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)」をみることから始めました。
*毎年、年に2回開催されていて筆記試験と実技試験がある(全国各地で実施)
前期(筆記4月、実技6月)・後期(筆記10月、実技12月)
*保育士資格を取得するためには、保育士養成校を卒業するか保育士試験に合格すること
筆記試験には8種類の科目(保育原理・教育原理及び社会的養護・子ども家庭福祉・社会福祉・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論)があり、まずはその8科目の試験に合格する必要があること
※その後保育実習実技試験を受けて、それに合格した人だけが保育士資格取得
*各科目の点数は6割以上で合格
実技試験は筆記試験合格者が受験資格を得て3科目の中から2科目選択
(音楽に関する技術・造形に関する技術・言語に関する技術)の中から2科目を選ぶ
※出願する際にどの2科目を選ぶかを決める。
というのがざっくりした条件でした。
まず、えっ!4月の前期分、もう終わってるじゃん!と思ったのが率直な感想です。
しかも8教科を二日間に渡って試験か…
私はピアノの能力が皆無だったので、「造形・言語」に決定しました。
ただ、ズーパーポジティブな私は「60点以上取ればOKね!」と思って勉強を始めようとしました。(正確に言うと、始めたのは後期試験2か月前の8月~です…笑)
私が挑んだ2022年の後期試験日程はこちらでした↓
筆記試験:10月22日(土)、23日(日)
実技試験:12月11日(日)
この時点で「まだ半年もあるじゃん!」と余裕をこいた私。結果、2か月前からジタバタすることになります汗
試験は例年、大体この時期に開催されているようです。筆記試験は二日間に渡ってほぼ一日がかり…もう日曜日の夕方は疲労感に溢れています…
※ちなみに2024年(令和6年)の試験日程は下記のとおりです!ご参考までに☆
◆前期試験
筆記試験:令和6年4月20日(土)、21日(日)
実技試験:令和6年6月30日(日)
◆後期試験
筆記試験:令和6年10月19日(土)、20日(日)
実技試験:令和6年12月8日(日)
独学をする!と決意したものの、いろんなテキストがあります。このテキスト選びは、時間が無い私にとって間違う事のできない重要な関門でした。
あまり分量が多くなく&重すぎず(子どもに添い寝しながら読める重さ)&字も内容も読みやすい&最低限必要なポイントが凝縮されているテキスト!とかなり注文(もはや文句)の多い希望を叶えたのが下記の三種の神器です!!!!!!!
- いちばんわかりやすい 保育士合格テキスト上・下 成美堂出版(教科書)
- 福祉教科書 保育士 出る!出る!一問一答
- ユーキャン資格本アプリ
①のテキストを流し読みした後にぜひオススメしたい一冊です♪
- 軽量でコンパクトなので、持ち運びに便利!隙間学習にも◎
- 一問一答形式が記憶に定着しやすく、暗記が苦手な人にもおすすめ
- 出題頻度の高い過去の試験に基づいており、重要なポイントを押さえている
- 各章がテーマごとに整理されていて、学習しやすい
- 外出先や、隙間時間を有効活用できる
- 間違えたところや、反復学習したいところをブックマークできて復習強化が◎
- アプリをダウンロードすれば、インターネットがなくても学習できる
- 自分の学習進捗を管理でき、モチベーションを維持しやすい
- 期的なアップデートにより最新の情報が反映され、常に新しい内容が学べる
- 総点検に最適な厳選された○×問題が1050問
- 暗記項目の確認や横断的な知識整理に最適なまとめページつき
ちなみに、少しでも試験勉強にお金をかけたくなかった私。①と②の書籍はメルカリで購入して合格後メルカリで売ったので、実質テキスト代はワンコインほどでした♪メルカリ、ありがとう!
初めのうちは①のテキストがメインで、流し見が終わってから日中の隙間時間に②と③で反復学習という感じで進めていきました。
学習教材を絞った理由は、「短期間で効率よく全てに目を通したかった」ことと「試験会場に全てを持って行きたかった」からです。
「ここ、見ておけばよかった~」「あ~このテキストも持ってくればよかった・・」となるのが嫌&そうなったときに要らぬ不安に襲われたくなかったためです。(お守りのようなイメージ)
また、③のユーキャンアプリを取り入れたのは「どこでも手軽に利用できる」&「最新情報を取り入れる」というのが最大の理由でした。
メインのテキストをひたすら読む!読む!ただ読みこむ!
これに尽きます。
実は私がテキストを購入したのは5月くらい。10月までは5か月もあるんです!
そこからはGWやコロナ等で全然勉強に身が入らず…(いや、単なる言い訳です)
実際に勉強を開始したのは後期試験の10月に向けて8月末ごろからでした。
いよいよ「やばい!そろそろ始めなきゃ!」と思い、まずは買っていたテキストをようやく開くという…汗
試験2か月前:まずは何巡か流し読みする
毎日、隙間時間(子どもの昼寝は期待できなかったので、授乳中の30分程度)にパラパラ読みました。
ここで重要視したことは「しっかり覚えながら読む」というよりは大体こんな項目があるんだな、というイメージでザっと流し読みです。8教科の全体像を掴みました。
1か月半前:内容を理解しながら読みつつ、太字に注目して読む。大事なところはマーカーを
マーカーは引きすぎると「引いて満足」することもあるので、引っ掛かりやすいところだけに留めるのがオススメです。
実際してみると分かるのですが、①のテキストは他の章で「あ、これ前の章でも同じこと書いてたな」というのが多々あります。
似た内容や関連に関しては前の章で学んだ内容を少しずつ鉛筆で加筆しながら再確認しながら進めました◎
夜寝る前に、その日に学んだ内容をグルグル思い出しながら寝て、次の日は復習を少ししつつ新たな単元へ移る、というのも良いです♪少ない時間で復習が2回できます。
1か月前:1日計2時間以上は勉強時間を確保
私の場合は朝(5:00~)と夜(22:00~)に1時間ずつ確保しました。睡眠時間はかなり重視しているので、6時間以上は意識的に確保していました。
この期間で①のテキストに加えて②一問一答の本+③アプリを使用しました。
テキストを読んでいくと一問一答もなんとなく回答できるようになってきます。一問一答は①のテキスト後に開始するのがオススメです。試しに②から試してみて、
アプリについては携帯で見れるので、トイレや湯舟の中、寝かしつけ中など色んな場面で大活躍でした。手軽に確認できる、という点ではアプリも最後の追い込み作業で沢山使用しました。
半月前:②一問一答&③アプリをフル活用し、本格的に過去問も並行して開始!
この頃は1日2~3時間は集中して時間を確保し、それ以外は空き時間にアプリを活用していました。
公式HPに過去問があり、無料で試せるので3巡以上解きました。私はその他の過去問専用テキストは購入しませんでした。なぜなら②のテキストと③のアプリは特に過去問対策で出されているため、それ以上にお金をかけて学ばすに挑めたからです。不安な方や時間に余裕がある場合は購入して試されても良いと思います。
※過去問は最新のものを活用してください!数年前の古いものだと情報が更新されていない恐れもありますので参考にならない場合もあります。
1週間前:①~③を流し読みしながら特に①のマーカー部分をおさらい。
私の場合、人物の名前(特に外国の方)を覚えるのが難しかったため、ネットで顔写真を探し、生い立ちや功績を見て紐づけながらインプットしていました。The・復習!の一週間でした。
この段階に来ると「これ初めて学ぶな」というものはほぼ無く、復習しながら回答スピードを上げていく、という段階でした。
いざ、当日!!
当日は公共交通機関で会場入りしました。各会場の決まりにもよりますが、車での来場は禁止されていました。
いつも通り起き、いつも通りの食事をして昼食・軽食も忘れずに出陣しました。
行きの電車で②の一問一答テキストを使って復習です。電車では「この人、今日同じ試験受けるのかな」という人が数名いました。緊張感の高まる中、無事受付をして控室へ…
老若男女、様々な人たちがいました。結構年齢層は均等に散っているイメージでした。
お手洗いの場所確認は試験開始前に確実にしておくことをオススメします。
実際、各試験の間に30分ほど時間が確保できます。(前の教科で早く退出できればもう少し確保できます)
各試験の休憩時間に流し読みで復習しましたが、正直言って頭に入ってくる時間ではありません。ただただ読んでいる。そんな感じです。「あ!これ初めて知った!」という段階では無いのです。2か月という短期間な勉強でしたが、テキストを集中して何度も読んだことによる安心感は計り知れぬ自信につながっていると気づきました。
あと、私は必ず試験前(後)にお手洗いに行き、用をたさずとも「手を洗う」ということをしていました。「手を洗う」行為で頭の切り替えができる、という実証があると学生時代に聞き、試験の合間には必ず恒例儀式として行っています。人によって差があるかもしれませんが、私には合った方法でした。
また、絶対にオススメしないのは試験の合間にSNSなどでリアルタイム情報を見ることです。見るとしても、その日の学科終了の帰り道をオススメします。
よくも悪くも他の人たちの回答状況を見て気持ちが揺らぎますし、そのことが気になって試験に集中できなくなります。そして模範解答が出るまでは確実な「正解」は分からないのです。
試験問題は持ち帰り可だったため、私は回答した番号に印を付けて後で自己採点できるようにしました。
実技試験の発表は、実施日前2週間を切ったころに通知が来るため、自己採点して「クリアしているかも」と確認でき次第、すぐに2次試験対策に取り掛かるのがオススメです!!
一発合格しました~!(ギリギリ60点のものもあるけれど笑)
今回、「1発合格したい!」という強い気持ちと、実際「2か月しかない=2か月頑張ればOK」という切羽詰まった状況から、ずっとギアの入り続けた状況だったためモチベーションが保てたのではないかと思います。逆に1年以上あったら気持ちが変わったり、途中で諦めていた可能性があります。その人にあったスタイルでコツコツ勉強することも素敵です!ただ、短期集中型で頑張れる力&成果を発揮する力もまた大切だと思いました♪
どちらにしても「独学」で「一発合格」というとろは自分の自信に大いに繋がっていることは間違いないです!!
初めは教科の多さに圧倒されて心が折れそうになるかもしれませんが、ぜひこの方法で短期集中で試してみてください☆合格せずとも学んで得たことは大きかったので決して無駄ではありません。
今回、私は一発合格にこだわっていましたが、合格した科目は3年間有効です。この間に不合格だった教科に再度挑戦することができます。3年以内に合格しない場合は、すべての科目を再受験する必要がありますが、前期&後期を含めると6回チャレンジできます!!長期戦で保育士資格を考えている場合は十分に準備して戦えると思います。モチベーションを保ちつつ…合格した科目を維持してぜひ頑張ってみてください!
奇跡的に筆記に合格し、いざ実技試験(その時点で既に50日を切っている((((;゚Д゚)))))!ということで、実技試験については別ページでまた掲載いたします☆興味のある方はぜひご覧ください♪